対象部位は様々

注射

医療に役立つ食中毒菌

表情ジワの治療で高い支持を得ているボトックス注射は、「若返り注射」とも呼ばれます。国から効果が認められているところは眉間と目尻だけとなっていますが、ほとんどのクリニックでは他の箇所にも注入して患者を若返らせています。シワではほかに、おでこの横ジワや口元の通称「梅干ジワ」などが対象です。それにシワではないけれども、上唇が過剰に上がってしまい歯茎が出過ぎるガミースマイルの解消も可能です。さらに歯軋りをする人などで咬筋が発達してエラ張り顔になっている場合は、小顔にすることができます。それから、行っているクリニックは限られるものの、鼻へのボトックス注射も可能です。これは笑ったときに鼻先が下がってしまう人などが対象で、ボトックスが効くと鼻筋が通って、鼻全体も小さく見えるようになります。また、鼻の穴が膨らむクセがある人も有効です。それから、顔以外ではふくらはぎや肩、二の腕の筋肉などに活用され、筋肉以外では脇や手足に汗予防として使われることがあります。重度の多汗症の患者への効能は認可されているので、重症ではないけれども汗を抑えたい人は効果が期待できます。ボトックスの原料であるA型ボツリヌストキシンは、ボツリヌス中毒を引き起こす菌です。昔ヨーロッパでハムを食べて食中毒を起こした人達から発見された菌で、無酸素状態で増殖し毒素を産出するという特徴を持ちます。食中毒の症状は眼瞼下垂や複視などの視覚障害に嚥下困難、発話困難など、自律神経や運動神経の麻痺です。非常に強力な作用があるため、第二次世界大戦中生物兵器として研究され、この頃精製方法が確立されました。生物兵器として開発したり使用したりすることは1975年に禁じられましたが、それと同時期に医療への転用が試みられました。始めは眼科の医師が斜視の治療に注射してみたところ有効であることが分かり、その後は主に痙攣を伴う疾患の治療に役立てられていきました。眼科だけでなく、整形外科や脳神経外科、皮膚科などでも保険治療が認められています。美容医療においても始め眉間の表情ジワ治療としてボトックスが利用できることが認められ、次々と他の部位にも活用されることとなりました。注射する量と筋肉を間違うことは避けなければいけませんが、作用が続くのは半年程度なので、美容整形が初めての人にも抵抗なく受けられる施術です。

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